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よく、出回っている「名医本」もどうなのでしょうか。この本に名医として載っている医者で、手術が下手な医者もいないとは言い切れません。どこをどのように判断して名医と呼んでいるのでしょうか。

今回は、医師としての総合的な能力が高い人を「良い医者」と表現して説明していきましょう。良い医者とは、医療技術、知識、さらにコミュニケーション能力も高い医者だと考えています。

どれほど技術や知識、思考力が高くても、コミュニケーション能力が低い医者は良い医者とは言えません。

これは、これから医療業界に改革をもたらす人工知能であるAIに人間の医者が適合するための必須スキルであると考えるからです。AIは遠くない将来、内科医の等に患者さんを診察し、外科医のように手術をおこなうようになるでしょう。その際に、人間の医者がAIより優れた能力を発揮できる部分が「共感力」です。AIは正確な病状説明はできても、患者さんと一緒に落ち込んだり悩んだりと共有した視点で治療することはできません。そこを人間の医者がAIを補完する形で協働していくことになるでしょう。

悪いニュースの伝え方などのスキルを身につけ、さらに、患者さんの精神的な部分と深くかかわっていくことが、これからの医者に求められる能力であると言えるでしょう。もちろん、現在でもこれを実行している医者はいると思います。しかし、今後このようなスキルを身に着けた医者が必要となってきますので、医療界としてはコミュニケーション能力の高い人材を求人していく必要があると思います。

なので、患者さんにお伝えしたいことはためらわずに疑問点は医者に質問してくださいということです。現在でも医者には質問してはいけないと思い込んでいる患者さんは少なくないそうです。

特に高齢者の患者さんはそのような意識があるそうです。しかし、医療という大切なサービスを受けるわけですから、分からないことはなんでもきいていいのです。そして、患者さんからの質問に起こる医者や、不快感をあらわにする医者からは離れてしまいましょう。

このように現代ではさまざまな場面でコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力が低い場合、周りから見た医者としての評価も低くなってしまうことがあるのです。