医療を提供していくにあたり、医療の三要素としてコスト・アクセス・クオリティーが知られています。この3つの要素によって医療の良し悪しを推し量る事が出来るのです。
これらの要素は同時にすべてを最適にするという事は困難であり、いわゆる「トリレンマ」の状態にあると言えるでしょう。すなわち、受診費が安価でコスト面で優れており、いつでも受診できる場所にあり、そして尚且つ質の高い医療が提供される病院というのは不可能に近いということです。
現実、病院ではこの「トリレンマ」状態をいかに克服し、費用を最小限にかつ身近で、レベルが高く居心地の良い病院を目指すか、という事が一つの課題なのです。
このような医療の三要素を反対方向から見てみると、医療へのかかりやすさを妨げているバリアが見えてくるのではないでしょうか。