病院にかかる患者さんの中には
診察を受ける際などに
「このお医者さん、どんなことを考えているんだろう?」
って疑問を感じることもあるようです。
例えば……
「お医者さんはどうしてそんなに
急いで難しい言葉ではなすんだろう」
「早くて難しくてよく内容が理解できない」
「どうして病院は数時間待って、診察は数分なのだろう」
「予約をしていたのに待ち時間が長いのはなぜだろう」
「どうして医者は冷たい態度なのだろう」
「病名を言い渡す時、何を考えているのだろう」
「手術の際には何を考えているのだろう」
……などなど
この疑問を突き詰めると
「患者さんと医者の間には、どうして
こんなに大きな溝があるのだろうか」
という問題が浮き彫りになってきてしまいます。
患者さんの立場から考えると、体調不良や何かが心配で病院に行っているのですから、診療中に少しでも医師との信頼関係を築き、多くの情報を聞きたいと思っているでしょう。
それでも心配な気持ちを持つ中で不明点や違和感を覚えると、それが結果として普段以上の不安につながってしまうというのはある意味では自然といえるのかもしれません。
今度は医師の目線から考えると、医療には専門用語もたくさんありますし、医師同士でしか通じないこともたくさんあります。
また守秘義務があったり、患者には話せないことがいろいろとあったりと患者と“対等”に付き合っていくことはある意味では難しいのかもしれません
ですがこのままでは、医師と患者との間の溝は埋まらないですよね……
患者さんから溝を埋めるのはなかなか難しいという側面を見る限り、もし溝を埋めたいようであれば、
何らかの形で医師の側から歩み寄るという方法しかないのかもしれませんね