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電子カルテで使用している「風邪ボタン」というシステムは機械が発達した最近のことではなく、昔からあったシステムだということです。

昔は、「約束処方」と呼んでいたそうですが、このような症状の患者さんにはこういう処方をしましょう。そうすれば、医師も薬剤師も間違えることはありません。という間違えないことを「約束」された処方箋です。

患者からしたら、やはり、一人一人を診てほしいと思うところかもしれませんが、この方法は一見、手抜きをしているように見えても、実は、間違いと手間を減らすという重要な意味があります。まず、医者がいつも違うパターンの診断をして処方をすれば、薬剤師さんは調剤を間違えやすくなってしまいます。

また、看護師さんにとっても、薬が毎回違うことによって薬の説明の補助を誤ってしまう可能性も高くなります。そのため、約束処方を使用すれば、一人当たりの診察にかかる時間や手間がだいぶ省力でき、業務効率化につながるのです。

その結果、患者さんの待ち時間が減ると考えると、約束処方という方法も、患者さんにとっても、必ずしも悪いものではないと考えられます。しかし、風邪の症状で、病院にかかると、軽くあしらうような態度をとられることもあります。

医者が風邪の患者さんに若干雑な態度を示すことには理由があります。それは「風邪は薬では治らない」という医者にとっての常識があるからなのです。

患者は、病院で治してもらおうと思い通院する人がほとんだと思いますが、まず、風邪に対して医者と患者では根本的に考え方が違うのです。なので、約束処方という手段でも、医者的には何の問題でもなく、です。