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看護研究においてどの研究デザインに当たるかわからないと言う場合には、PICO(またはPECO)と言われる公式に当てはめてみましょう。このPICOと言うのは、「どんな患者さんに対して、どんな治療や看護を行ったら、対象になるものと比較して、結果にはどのような違いが生じるか」と言うものです。

P=PatientsまたはPopulation=対象となる人、I=Intervention=介入(E=Exposure=暴露)、C=Comparison=比較対象、O=Outcome=結果や効果となります。

どの研究デザインに当たるかわからないと言う場合には、PICO(またはPECO)と言われる公式に当てはめてみましょう。このPICOと言うのは、「どんな患者さんに対して、どんな治療や看護を行ったら、対象になるものと比較して、結果にはどのような違いが生じるか」と言うものです。

P=PatientsまたはPopulation=対象となる人、I=Intervention=介入(E=Exposure=暴露)、C=Comparison=比較対象、O=Outcome=結果や効果となります。

この公式に当てはめつつ、介入(治療や看護)の有効性を調査したいのであれば実験的研究に。病気や症状の有無、またその重症度合いに対して原因を探りたいのであれば観察的研究に。インタビューやアンケートを取りそのデータを集計する調査研究、調査対象者の行動や考えなどを観察し、特性を導き出したり記録などをする質的研究に、といった具合です。

より分かりやすく言うと、実験的研究では因果関係があるかを調査します。例えばAという行為をすると多くの場合Bという事柄が起こる。Bが引き起こされたのはAが原因なのではないか?と言った仮説を立て研究を進めていきます。

観察的研究では、関係性があるか調査する、もしくは結論がYes・Noの二択になります。Aという事象が起こると、Bという事象が起き、Aの頻度が上がるとBも多くなる。この関係性を仮説として、本当に成り立つかどうか事象の観察・調査をしていきます。

調査研究や質的研究では、今までの2つの研究と違い仮説はありません。ひたすら調査を行い、集まったデータから統計を取ったり分析していきます。