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みなさんが病院で診察を受ける際に医者の態度が冷たいなと感じたことがある方も多いと思います。しかし、医者本人は、冷たくしているつもりはないのです。毎日丁寧に接しているつもりでも、患者さんからそう思われてしまうこともあります。

しかし、自分では丁寧に接していたつもりでも、気が付かないうちに患者さんを冷たくあしらうような発言や態度をとってしまっている医者は多いかもしれません。しかし、勘違いしてほしくない点として、患者さんに冷たくしようと思って患者さんと接している医者はほとんどいないということです。

ほとんどの医者は、どのようにすれば患者さんのためになるかをきちんと考えているものです。医者側からの立場で弁解させていただくと、患者さんに対して冷たくしているつもりはなかったというのは医者の本音の部分です。

医者はそれだけ気をつかっているつもりなのに、なぜ、患者さんは、医者は冷たいと感じてしまうのでしょうか。それは、様々なケースが考えられます。

この問題で重要視したいのが、医者は患者さんとのコミュニケーションを取る時間が制限されていて、あまり長く時間が取れないという点です。では、どのように制限されているのでしょうか。

医者の一日のスケジュールを具体的にみていきましょう。

まず、医者はとてもタイトなタイムスケジュール勤務しているという点です。医者はどんな科の医者であっても、きちんと決まったタイムスケジュールの中で働かなければなりません。朝7時半からは入院患者さん50人の回診し、9時には手術室行かなければいけないので、回診時間の中で患者さんと詳しいお話をする時間はありません。

次々に質問をされても、時間がないため、看護師に相談してほしいや、後日、私の時間があるときに質問に答えさせていただきますと患者さんに対する返答を先送りにしてしまうこともあります。

入院が初めての患者さんで、何もわからず不安を抱えている患者さんにとっては、そのような医者の態度を冷たいと感じてしまうかもしれません。

また、病院に入院していればいつでも先生が近くにいるため、いつでも話を聞いてもらえたり、相談できたりするものだと思っている患者さんも多いかもしれません。それなのに、実際には時間をとって医者と話したい際は、その医者のアポを取らないと先生と話しができないというシステムが冷たく感じてしまう点であると考えられるでしょう。