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転職を繰り返す業種としてよく知られているのが、接客業、営業です。特に不特定多数をお客様とする接客業や、個人に対して契約を持ちかける営業は、何度も転職する向きがあります。両者に共通するのは、自分の仕事の成果を感得し辛く、たとえ歩合制であったとしても、対価が十分ではない点です。

接客業であれば、お客様一人一人に対して完璧な案内ができたとしても、また大勢のお客様を捌いたとしても、給与額に直結しません。営業であれば、どんなに足繁く通っても契約を取り付けられるとは限りませんし、やっとのことで契約に至ったとしても、歩合は雀の涙であることが少なくありません。

彼らは接客業や営業に見切りをつけ、次なる仕事として広告業や税理士・公認会計士の事務所等を選択します。彼らの多くは仕事内容よりも、待遇に魅力を感じて選択すると言われています。裏を返せば、広告業や税理士事務所は実入りが悪くないということです。また手に職を付けられる点も、これらの業種を選択する誘因であるとされています。

税理士や会計士の資格を得られればそれに越したことはありませんし、働きながら取得を目指すこともできます。これらの仕事以外では海外を候補にする人もいます。海外のライフスタイルに憧れを持っている人は、日本流の接客業から足を洗った瞬間、一念発起して脱出するのです。もちろん理想と現実とがかけ離れていて後悔することもありますし、業種を絞らずに飛び出した結果失敗することもありますが、最近日本が衰退していることからこうした冒険を認める傾向にあり、今後の動向が注目されています。