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ソーシャルワーカーは、経済的、身体的、精神的なハンディキャップのある人からの相談を受けます。その上で、より良い日常生活が送れるように支援を行います。ケアマネージャーと同様に、専門職のスタッフと協力して支援を行います。医療機関や行政などと、患者さんとその家族を繋いでいます。

たくさんのスタッフが関わる在宅医療では、情報共有は大切です。入院あるいは通院をしている病院の各スタッフが持っている情報を、在宅医療のスタッフに伝えることは最重要事項です。ソーシシャルワーカーが情報をまとめて伝えます。ソーシャルワーカーは、患者さんが在宅医療に移行する際の情報収集と提供、患者さんとその家族には在宅サービスについての説明を行います。

ソーシャルワーカーになるためには、社会福祉士の資格を取得することが必要です。
国家試験を受験するためには、
1 大学などで指定科目を履修する
2 短大などで指定科目を履修して実務1~2年を経験する
3 指定施設で実務を5年以上経験する
という3つの方法があります。

ケアマネージャーとソーシャルワーカーの仕事の違いは、分かりにくいかもしれません。大きな違いは、ケアマネージャーは基本的に訪問診療に同行しません。患者さんとその家族とミーティングをし、その結果、立てられた介護や看護のプランを、それぞれの専門職へ指示します。

これに対して、ソーシャルワーカーは訪問診療に同行します。診療において、患者さんから語られる介護や生活の相談に応じます。たくさんの情報の中から、訪問看護師、訪問介護士やケアマネージャーに必要な情報を与えていきます。